荻窪 鈴木青果店の梅干しちょっと良い話 Establishes from November 26, 1998. |
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・ 梅や梅干しの雑学○ 意外な雑学 |
その1 何故梅干しは腐らないの? 「スーパーやコンビニで売られている ”賞味期限付き梅干し”は腐るけど、お宅のは大丈夫?」 なんて、お客様に聞かれることが多いですが、 私どもは、お客様に 「梅干しは100年放っておいても腐らないものですよ」と答えます。 (以前どこかのお城で100年以上も昔の梅干しが、 発見されましたよね。紫蘇を水に戻したら、 紫蘇の香りがしたそうです。) 最初は驚きでした”腐らないように梅を梅干しに加工する”わけですから ”腐る梅干しって一体何?” 同じような質問をされるお客様があまりにも多く、 いろいろ調べ、話を聞き、”腐る梅干しは梅干しではない” という結論に達しました。ちょっと大げさなですが(^▽^;) 確かに近くのスーパーやコンビニで売っている梅干しを見てみると、 ”賞味期限○○年○○月○○日”、”着色料赤色○○号、■■号使用” ”冷蔵庫で保存してください”などなど・・・ (自家製の梅干しを作っておられる方がご覧になると、 不思議な記述ですよね)。 賞味期限は”なし”、色は”赤紫蘇使用”、 ”保存は、お好きなところで”というのが普通ですよね。 科学的な説明を紹介しますと、 梅(主に種子部(胚))に含まれる”アミグダリン”は 「生梅やその種を食べるといけない」といわれるのはこのためです。 よく「梅は食べても天神様は食べちゃだめだよ」と お祖母ちゃんにいわれたものです。 前出の”ベンズアルデヒド”は酸化されて、 とまぁこんな感じで難しくなりますが、 要は梅干しは腐らないのが梅干しということです。 殺菌作用のある梅と紫蘇、そしてお塩の組み合わせは、 最強コンビといったところでしょうか。 昔の人の発見は今の世にも生きているんですね。 でも一体誰が一番始めに作ったんだろう。 その2 減塩梅干し 昔の梅干しは塩分3割だったそうで (今でもお好みに応じて作っておられる方もいらっしゃいますが)、 健康志向の最近の梅干しに比べると、3倍というのはかなりしょっぱいですね。 減塩ブームで、当店でも漬け込み時10%で梅干しを作っています。 (料理専門家の方々の仰っている最低ラインの食塩量だそうです。) 前記の化学反応前は、腐りやすいので、漬け込み時、焼酎を使って殺菌消毒しています。 最近のお客様には、「自然の味」とか「しょっぱくなくて美味しい」とご好評ですが、 昔気質なお客様は、お味見をしていただくと、「こんな甘ったるい梅干しは梅干しじゃない」 って・・・そんなに怒らなくても(笑) でも、それぞれのこだわりがあるから、梅干し作りは面白いですね。 塩は”塩田天日塩”を使っています。塩田天日塩はおすすめです。 減塩仕立てでも、コクがあってまろやかな梅干しが出来ますよ。 ぜひとも自家製の、梅干し作りに挑戦してみてください! 鈴木青果店はそんな貴方を応援します。 |
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