梅干しの白い結晶-カビじゃないので捨てないでー!?

先日川鮎さんにご質問いただいたこちらの記事。
→保存中の梅干しに白いものが発生-シンクの下は×

保存中の梅干しに出る白い子。

湿った梅酢に漬かっているけど、
よーく見てみると粉のようだったり。

もしかしてカビ!?!?
(T▽T;)
とびっくりされる方も多いと思います。

せっかくここまで来たのに・・・
えぇぇぇぇーーー。゚(T^T)゚。

って。

経験済みなのでわかります(笑)

特に今年は異常気象の影響(急激な温度変化等)もあるみたいで、
ご質問が多いので、こちらの写真も掲載。
※梅レシピ本 の読者の方に送っていただきました。

これは白い結晶部分の顕微鏡写真。
「胞子」(いわゆるカビの子)はいません。

クエン酸、リンゴ酸といったいろいろな梅の成分や、
塩(塩化ナトリウム)、そしてその塩に含まれる
カルシウムやマグネシウムといったミネラル成分が、
結晶化したものなので、特に気にしなくても問題ないと考えています。
※永年の自己人体実験では不都合は生じておりません(笑)

カビだーーーー!ギャァー!!と嘆き悲しむ前に、
ちょっと「香り」をチェックしてみてください。

カビの場合は、「うわっ!不味そう!?」という
独特のカビ臭がします(笑)

で、この結晶。

昨年の記事にも載せましたが、
長期保存していると、様々な事が梅干し樽の中で起こっていたり。

→梅干しアート? 塩が織りなす不思議な世界
→ちょっと涼しげな塩の結晶写真 Part1
→ちょっと涼しげな塩の結晶写真 Part2
→ちょっと涼しげな塩の結晶写真 Part3

これはこれで素敵な世界だなぁと(^-^)


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