キュウリのあく抜き – 維管束から渋い汁

今年はお店でも「澄男さんのぬか漬け」販売中ですよ。
キュウリの糠漬け、2本で100円だって♪安いじゃんね♪

美味しそうじゃんね♪
(「味見してみろよ」って言ってくれないからまだ食べてないけどね・笑)

さてさて、
冷やし中華と言えばキュウリっ!
糠漬け、浅漬け、サラダでも炒めても美味しく頂けるキュウリは、
この時期に大活躍するお野菜。

パリっとした食感と夏を感じる瑞々しい果実は、
まさに真夏の果実・・・

四六時中もパリ〜っといって〜
糠の中〜に連れ〜て行って〜
(桑田さんほんとうにごめんね)

ということで、
「夏が旬」の夏野菜メンバーでもありますので、
この時期は味も良いし栄養価もアップしておりますのでおすすめ♪

あと、
汗をかくと塩っけが欲しくなってですね、
ついつい塩分を取り過ぎてしまう方にもおすすめ♪ですよ。

細胞内の老廃物とか、体内の余分な塩分や水分(利尿効果)を
カリウムさんが排出してくれるので、この時期ちょっと嬉しいお野菜♪

さぁ、キュウリを食べようっ♪

・・・で、

タイトルの「キュウリのあく抜き」はどこで出てくんのよ?
って思った方。

ちょっと手を挙げてみてください。

鋭いっ!

これからです(笑)

キュウリのあく抜き
はじまりはじまり〜♪

野菜にはそれぞれ個性があって、
キュウリにも個性がありますよね。
独特の香り、そして渋み。

あの渋みの元は「蟻酸」。

そう、
あのあ〜りさんとあ〜りさんがごっつんこ〜
の蟻酸。

読みは「ぎさん」と読みます。

あ、文字通り「蟻(あり)」に含まれていた事から
この名前がついています。

キュウリの蟻酸は、
水や養分を運ぶ管が束になった「維管束」の中に含まれているので、
キュウリを切る度ににじみ出てきます。

この渋み、どうにかして取れないものかねぇ・・・
という事で昔の人が考えたのが
まな板の上にキュウリを置いて、塩を軽くふり、
まな板でゴロゴロと摺る「板ずり」

色も鮮やかになる事から、キュウリのあく抜きといえば
この板ずりが一般的でしたが、
最近ではもっと簡単な方法があちこちで紹介されていますよね。

それは、
「キュウリに勘違いさせるあく抜き方法」です。
↑勝手にそう呼んでいますが、
あながち間違いでもないのでは?と(笑)


キュウリのへたの部分(蔓の方)を切り落とし、

その切り落とした面と面をくっつけて、クルクルと回します。

するとどうでしょう。


こんな感じで白いのが出てきます。

で、何がキュウリの思い過ごしもあく抜きのうち(笑)かと言いますと

切れたぞー!苦い汁出せ〜!
あっ!また切れたぞー!苦い汁出せ〜!

と、切断面をこすり合わせているので、何度も切られたかのように
キュウリが終わりなき勘違いをしてるんじゃなかろうかと(笑)

んなわけないですよね。はいはい。

んじゃこの白い子。

ほんとに抜けてるの?と。

さきほどのへたを半分にして、
またクルクルやってみましょう。

おや?

うむ。出てきませんな。

ということで、しっぽの方も。

切れたぞー!苦い汁出せ〜!
あ、しつこいですね(笑)

しっぽの方もあく抜きが終わり、カットして味見をしたところ、
キュウリは無事に甘く美味しくなりましたとさ。
めでたしめでたし。

長々と書いて、あく抜き部分はこれだけという、
何ともお粗末な文章となりましたが、
ここまでおつき合いくださりありがとうございました(笑)

ご存じなかった方、ワイルドだからやらないぜぇ〜という方も、
ぜひお試しいただきたいあく抜きでございますよ。

何気ない事ですが、料理は一手間が愛情。
出来上がりの味に差が出てくるんですよね〜これがまた(^_^)/

あ、先ほどのキュウリさんは、梅干し酢に漬けてみましたよ。
梅干し酢を使うなんて・・・ちょいと贅沢なお漬け物でござんす。

漬かる前に・・・半分以上無くなりそうな気が(笑)


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