楽しい梅干しや梅ジャム作り、
でも梅仕事に金属は厳禁です。
毎年恒例で、金属について。
アルミやアルミ箔、
錆びに強いステンレスなどなど、
いろいろなトラブルがあります。
梅に含まれているあの酸味。
そう「酸」味。
土用干しまでの間、
梅干しを漬けている樽にほこりが入らないようにと、
アルミ箔をかぶせておいたところ、いざ土用干しの時に、
アルミ箔を外そうと手をかけたら、アルミ箔がパラパラと
粉のようになり、崩れて梅酢に入ってしまった事件。
落とし蓋にステンレス製のものを使ったら、
梅酢は鉄っぽい風味に変わり、ステンレス製の落とし蓋も
白く変色してしまったという事件。
重しに手頃なものがなかったので、ステンレス製のボウルに
水を張って使っていたところ、土用干しの日にそのボウルを
持ち上げたら、梅酢に浸かっていた部分がパカっと抜けて、
梅酢の中に水とともに落ちてしまった事件。
重し代わりに鉄アレイを使ったところ、
梅酢が錆び色に変色して鉄臭くなったという事件。
まだまだいろいろ(^_^;)
とにかく、金属を使ってしまった事件が多いです。
こうした失敗での梅や梅酢は、
他に使い道が無くなってしまうのも現実でございます。
ほんとうに梅にはかわいそうな事になってしまいますが、
重金属が体に無害とは思えませんので、捨てざるを得なくなります。
こうした事がありますので、
10年以上前から、うちのお店では
「梅仕事に金属は厳禁」とお伝えしています。
お玉もボウルも、フォークもx
ステンレスもx
とにかく、梅仕事には金属製の用具を使わない事！
と、かなり厳しく書いていますが(^-^;)
琺瑯(ほうろう)引きの鍋や漬け物樽、
プラスチックの樽、陶器の器、ガラスの器、
土鍋や木べら、セラミック包丁などなど。
金属に代わる用具はいろいろありますので、
こうしたトラブルを避けるためには、
用具にも少々こだわって頂きたいと思っています(^-^)
SShin1
