梅肉エキスの作り方

少し手間がかかるけど、常備薬として保存しておくと便利な梅肉エキスのレシピです。

 

材料・道具

生梅:2kg以上をおすすめします。

竹串(なり口を取るのに使います)
非金属のおろし金(梅仕事に金属は厳禁です)
ガーゼ(果汁を搾るのに使います)
ほうろう鍋(果汁を煮詰めるのに使います)

 

下ごしらえ

 
なり口をとった梅を水につけてアク抜き。
アク抜き後、ザルなどで乾かします。

※アク抜きの時間は梅の種類によって異なりますので、
梅を買う際、八百屋さんで聞いてみてください。

 

つくりかた

 
まず最初に、青梅をすりおろしてガーゼに包み、果汁を濾します。

この果汁をほうろうの鍋に入れて、アク(黄色い泡)を取りながら、
弱火で煮つめてアメ状にします。このアメ状になった果汁が梅肉エキスです。
風邪のひき初めや水あたり、夏バテなどに効果あり(^-^)
 

このレシピのコツ

1.すりおろすときには金属製のものを使わない
(金属製の道具を使うと味が悪くなります)

2.必ずほうろうの鍋をご使用ください。
(1と同様で、梅を加工する際金属は厳禁です)

3.煮つめる際、火力と火の元には十分ご注意ください。
(せっかくのエキスが焦げてしまったら困りますので)

4.品種は白加賀や豊後がおすすめです。
酸味が強く、真っ青でカチカチな梅をお使いください。

 
今話題の”ムメフラール(※1)”も梅肉エキスに含まれている健康物質です♪
昔から「梅肉エキスは体に良い」と言われていますが、
新たな物質が見つかったことで、またブームになるのかな?
まぁ昔からある「体に良いもの」っていうのは、身近なものですよね。
 

いちばんやさしい 梅干し・梅酒・梅レシピ" title="いちばんやさしい 梅干し・梅酒・梅レシピ
写真入りの詳しいレシピは、梅レシピ本の**ページに掲載しています。
書店またはお近くの図書館でご覧いただけたらと思います(^o^)/
amazonへのリンク→「いちばんやさしい 梅干し・梅酒・梅レシピ

※1-ムメフラールとは
青梅の果汁を煮つめてできる”梅肉エキス”だけに含まれている健康物質です。血流を改善して、疲労回復・健康増進・血圧の上昇抑制効果を発揮。また、梅肉エキスには、食中毒の予防効果もあります。(引用:JA紀南発行の冊子)

農林水産省食品総合研究所( http://www.nfri.affrc.go.jp/ )によって解明されたこの”ムメフラール”という物質。話を難しくしますと、梅の果肉部に含まれるクエン酸と糖の一部が、加熱することによって、結合し、この物質が生まれるそうです。

 


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