南高梅(なんこううめ・なんこうばい) ネーミングの由来

南部(みなべ)の高田貞楠さんという方が
梅の苗木を譲り受けて大切に育てていまして、
その中でも目を見張るほど実が大きくて、
ほのかに紅がさした梅の木が一本あったそうです。

で、その梅の木を母樹として大切に育てて、
増やしていったそうです。

この頃は高田さんの名前から
「高田梅」と呼ばれていたそうです。

その後、この高田梅を小山さんという方が譲り受け、
大切に育て増やしていったそうです。

で、この地域の気候風土に合っていて
育てやすく質の良い梅を「優良品種」として選ぼうという事があって、
そのときに竹中さんという南部高等学校の先生が
長年調査や研究をしてきた「高田梅」が、最優秀品種として選ばれたそうです。

そして、この梅を、南部高等学校の「南部」から「南」を、
「高等学校」から「高」をとって「南高梅」と命名されたそうです。
※「高」は「高田梅」の「高」という説もあるようです。

梅に限らず、農産物というものは、
たくさんの方々の努力の結晶なんですよね。


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