ミニーさんに頂いたコメント
>梅さん、こうして大切に大切に育てられて
>待っている大勢の方の所まで
>安全に届けられるのですね!
実は梅の配送時期が近づくと、毎年胃が痛くなります(^-^;)
と書くと、ちょっとオーバーな印象を受けられるかもしれませんが、そのぐらい神経を使う時期でして、毎年、どうしたの?夏バテですか?と知人に言われるぐらい体重も激減します。ダイエットにはもってこいかもしれません「(^-^;)
大切に育てられているからこそ、素晴らしい状態で、無事にお客様にお届けしたいので、お天気や予想最高気温を見ながら、あーでもないこーでもないと、毎年毎年、神経をすり減らす入荷・配送作業をしてまして、正直、通販をやめようかと思った事もありました(^-^;)
でも、毎年この時期を心待ちにして下さっている全国の方々にお届けするのが私の使命なので、毎年この時期は気合いを入れ直して頑張っております(^-^)
毎年恒例の心配事
生ものは天候に左右されやすいので、一つ目のハードルは、産地からうちのお店まで来る間。
産地出荷前日の天候・出荷当日の天候・産地の温度・輸送中の温度・夜温・輸送状況。これに伴う出荷量での配送スケジュール変更などなど。
収穫後に冷蔵配送を使えば、「見た目はきれいな梅」を、産地から「無難」に入荷する事が出来るのですが、梅は生きているので、こうした配送を取り入れたら梅の組成に良い影響を与えませんし、経験上、柔らかでおいしい梅干しにならないと考えていますので、冷蔵配送を取り入れてません。また、こういった理由から、基本的にはお店からの配送にも冷蔵便を使わない事にしています(最高気温・追熟度合い・配送日数(地域)により判断)。
比較的涼しい夜間の高速ドライブを、和歌山から東京まで楽しんで(?)きた梅たちに会うのは、産地出荷翌日の朝一便。箱を開けるまで、旅を楽しんで来たのか、苦しんで(?)来たのかわからないのが最初の不安。
その不安を拭い去るような梅の元気な姿を見て、ほっと胸をなで下ろしたり、がっかりしたり。無事にハードルをクリアした梅たちは、お客様用に梱包し直して配送。がっかりしてしまった梅たちは、ジャム用や自家用になります。
こうしてお客様用に配送作業をすれば終わりというわけではなく、うちのお店からお客様のお手元に届くまでの旅も考えなければなりません。これが二つ目のハードル。
配送日の天候・温度、地域別に輸送中の温度や夜温、そして輸送状況。この二つ目のハードルをクリアして初めて、箱を開けた時の喜びを、お客様にお届け出来るからです。
この二つ目のハードルが、毎年とても高いんですよ、
これがまた。
といいますのも、産地から出荷されてきた段階よりも追熟のスピードが違うため、梅自体がやや硬めからやや柔らかめに変化している事も影響しているからです。
また、梅は生きているので呼吸をしています。この呼吸による蒸散(水分がとぶ)での目方の減りも考えなければなりません。追熟していればなおさら温度も上がりますので、減り方が「とんでもない」年もあります。
産地から届く間にも蒸散によって、呼吸した分の水分は何処かへと飛んでいってしまいますので、かなり暑い年は一箱あたり一割近く減っている事もありました。
蒸散に関しては、梱包する際に梅の分量を増やす事で対処出来ますので、それほど心配ではありませんが、旅の途中の「寝心地」にはかなり気を使います。
エコの時代にも関わらず、梱包材を多用したり、あの手この手で輸送中動かない様に考えたり、いろいろ手を尽くし、地元配送業者さんから全国の配送センターに申し送りをしたり、いろいろと配慮して頂いております。
でも、悪い事が複数重なるとごく稀に、配送トラブルにつながることもあります(T-T)
生ものなので、お客様がご不在の時にはうちのお店に連絡が来る事になっているのですが、配送の方が連絡するのを忘れてしまった事や、輸送中の荷崩れに巻き込まれた事もありました(T-T)
こうした不安が先にあるので、配送作業が終わって「お疲れさま!」という気分ではなく、「今年も無事に届きますように」と祈るのが先になっています。
でも、配送した翌日、「今年も素敵な梅が届きました!」「部屋中梅の香りに包まれて幸せです♪」というお電話やメールを頂くと、無事届いたんだ!梅たちよく頑張ったね(T-T)と。
無事にお届け出来たのを確認できたら、
はじめて配送作業が終了。
・・・という、一番長い夏の日々がもうすぐやってきます。素敵な梅と出会える季節でもあると同時に、生ものでなおかつ完熟だからこその悩みで、胃が痛くなる季節でもあったりするんです(^-^;)
でも、お客様に喜んでもらえる事が何よりも嬉しいので、
今年も頑張りたいと思います(^-^)/
こんばんは
私もたまに通販を利用させていただいていますが、こんなに大変なご苦労をされているとは・・・><
スーパーに行けば、当たり前のように新鮮な食品が並んでいて、私たちが不自由なく食べ物をいただけるのは鈴木さんのような方々をはじめ、生産者さんや運送業者さんのお陰なのですね。
改めて勉強させていただきました。
これから大変な時期ですが、くれぐれも体調には気を付けてくださいね。
ミニーさん
お心遣いありがとうございます(^-^)
そうですね~
一番は生産者の方々だと思います。
作る方がいなければ、食べられなくなってしまうし。
そして産地から夜通し走って届けてくれる方々。
感謝感謝の毎年です(^-^)
なんとか体調を整えて、今年も頑張ります。