「梅酢に漬かった梅の梅酢をきってえびらに・・・」
で、
「えびら」って何?何?って感じですよね。
実はモスラの仲間なんです
エビラだぞーこわいんだぞー≧(´▽`)≦
というのは・・・真っ赤な嘘(^-^;)
≧(´▽`)≦ ← ウーパールーパーに見える私。
さてさて。
梅干し専用のザルを総称?して「えびら」と言われていますが、
この語源ってはっきりしない感じ。辞書にも梅干しザルは無し。
国語辞典に出てくる「えびら」。漢字は「箙」。
見た目は「竹製のもので、服装に関係する漢字」っぽいですが、
これは、矢を入れる武具(基本的には箱形)。
どう見比べても似ても似つかない□箱形と○丸いザル。
この「えびら」の語源になっているのではないだろうか?と
私が勝手に思っている(笑)「箙(えびら)」は、源平時代に
弓矢の「矢」を携帯するために用いられていた実戦向けの武具。
この「箙」は、方立てと呼ばれる箙の本体下部(箱形の部分)に、
竹簀(たけす・竹のスノコ)が蓋のような感じではめ込まれています。
矢を腰に付けて運ぶとき、この竹簀に鏃(やじり・矢の先端)を刺して
(矢が動かないように固定して)、この「箙」を身に付けていたのですが、
この「竹簀」の部分は竹を編んだもので形状は四角。
ものとしては「梅干しザルとして使われている四角いえびら」に似ています。
ちなみにこの竹簀の部分には、織物に関係のある言葉(漢字)で
「筬(おさ)」という名前がありますので、この部分が語源になっているわけでもなさそうです。
※ちなみに同じ漢字をアイヌ語ではウオサと読むようです。同じく織物に関係する言葉。
そんな事から、元々は四角い竹ザルに、この「えびら」という
勇ましい名前が付けられて、「梅干しザル全般=えびら」と
呼ばれるようになったんじゃないかなぁ?というのが
私の目眩くイマジネーションワールドのパート1(笑)
そして、ここからがパート2
懲りずにおつき合いくださいましてありがとうございます(笑)
で、なぜ「梅干し用のザル」に、
この武具の名前が使われるようになったのか?
そこでイマジネーションワールドに登場するのは、
活躍した武将の勇ましいイメージ。
そして、それに肖りたい(あやかりたい)と思う庶民派感覚(^-^;)
梶原景季(かじわらかげすえ・梶原源太景季)という武将が、
生田森の合戦で大活躍した時、梅の枝をこの箙に差していたという
故事「箙の梅(えびらのうめ)」に由来するのでは?と言うのが
私のイマジネーションパート2。
山口百恵さんは・・・真っ赤なポルシェがブーンブン(^-^;)
時は江戸庶民文化全盛の江戸時代後期
※弁士は山崎バニラさんのイメージで
「昔の武将は戦場に薬として梅干しを持参していた」なんて事に肖り、
「この特製えびらで干せば、武運長久、家内安全っ!
たちまち縁起のいい梅干しが出来上がるってもんだ~」
かなんか言っちゃったりして、
売っていたような姿を想像してしまうわけです(^-^;)
すこし車寅次郎テイストが入っているようないないような・・・。
時代劇好きです♪(^o^)/
暴れん坊将軍好きです♪(^o^)/
時代劇の見過ぎかもです♪(^o^;)/
梅にちなんだ故事+源氏側の大活躍(庶民が大好き)=箙の梅(えびらの梅・能)
で、「えびら」・・・って安直ですかね(^-^;)
でも、こうしていわゆる縁起物に肖ろうというパターンのものって、
結構ありますよね。江戸時代に流行っていた「お蔭参り(お伊勢詣で)」とか、
富士山に肖りたいで「高尾山」にも登っていたし。
なんか関係あるんじゃないかなぁ~と思ったり思わなかったり(笑)
あ、反対に戒めの意味では「天神様(怖い・祟り)」が使われていますし(^-^;)
「梅」にまつわる事って、とにかく不思議がいっぱいで、その中には未解決事件が
・・・今度はコールドケースかっ?(^_^;)
ということで、かなり勝手な推測物語でした(^-^)/
※ご注意※
念のため書いておきますが、勝手な推測なので転載等はご遠慮ください(^-^;)
何かの参考になる?ようでしたら、(こんな妄想話もあるよ程度で)リンクのみにしてください(笑)
あ、ちなみにこれと平行して
「二十四節(にじゅうしせつ)にちなんで明治時代に生まれたのかも?」という
イマジネーションワールドも書いていたのですが(^-^;)
関連はありそうでしたが素っ気なかったので記事にしませんでした(なんていい加減な・笑)