リンゴの表面を見ると、白い粉っぽいものがついている事があります。
写真はアルプス乙女(りんご)
これはブルームと呼ばれるもので、リンゴだけではなく、ブドウや柿、プラム、
(昔ながらの)キュウリなどの表面でもおなじみの天然ワックス。
野菜や果物が、病気や乾燥から身を(実を)守る為に分泌する物質です。
私などはこのまま丸かじりしておりますが(ワイルド?・笑)
気になる方は軽く拭き取ってお召し上がり頂けば問題ございませぬ。
一時期、「これは残留農薬だ!」と無駄に騒がれ、敬遠された事から、
キュウリなどはブルームレスにする(ブルームを出なくする)為、
かぼちゃに接ぎ木したブルームレスキュウリが出回りました。
※スーパーでの品質保持の為(何日も新鮮に見せる為)に普及したという側面もあります。
残念な事に、今ではほとんどのキュウリが
「味は無く、硬くて光沢のある皮」のブルームレスキュウリ。
昔の味を知っている人間にとっては、正直”不味い”キュウリなのです(T_T;)
たま〜に入荷する「ちびっ子キュウリ(もろきゅう用など)」や、
ブルームキュウリは、昔ながらのブルームキュウリ。
完全に無くなったわけではなく、たま〜に出回ってきますので、
近所の八百屋さんに足を運んでみてください。
甘みや青くささが懐かしい、味のあるキュウリで感動される事と思います(^-^)