初夏の香りですこし贅沢な晩酌♪-衣被(きぬかつぎ)

この時期のお楽しみは、衣被(きぬかつぎ)

茹でたてや蒸かしたての里芋(孫芋)をツルっとむいて、
塩や味噌をつけて食べると、美味しいですよ。

シンプルなお料理ですが、
固すぎず、柔らかすぎずの茹で加減。
お料理の腕が発揮される場面です(^-^)

この衣被(きぬかつぎ)。
言葉の由来になっているのは、

平安時代の高貴な女性(今風に言うとセレブ?)が、
外出する際に、顔を隠す為に使ったという
衣被(きぬかずき)から来ているそうです。

ちょっと包丁で切れ目を入れて、衣からチラッと、
高貴なお顔が見えるからでしょうか、

この言葉から来ているので、漢字は同じ衣被なのですが、
読み方は、衣被(きぬかつぎ)。

肩からかけるような衣服だったのでしょうか、
衣を背負っているイメージから、転じた言葉でしょうか。

昔々の方々の、想像力の豊かさ、
日本語の奥深さを感じます(^-^)

ちょっと豆知識

里芋などの芋類は、ジャガイモなどと一緒で、
低温障害を受けてしまうので、冷蔵庫保存はX。

また、皮をむいたものも多く出回っていますが、
皮付きのものと比べると、むいた表面が固く、
格段に里芋の持ち味(風味)が落ちます。

美味しくいただくには、
皮付きのものをお求め下さい(^-^)


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