農産品3〜4品目から暫定規制値を超える放射能-健康被害には及ばない

もうすぐ官房長官の記者会見で話されると思います。

風評被害が起きない事を祈りつつ・・・。

農産品3~4品目から暫定規制値を超える放射能
 大塚耕平厚生労働副大臣は19日午後、ホウレンソウなど3~4品目の農産品から暫定規制値を超える放射能濃度が検出されたことを明らかにした。

 そのうえで、大塚氏は「直ちに健康被害が及ぶということではまったくない」と述べた。首相官邸で記者団に語った。

 大塚氏は、複数の県で生産された農産物から検出されたことも明らかにした。詳細については、枝野官房長官が19日夕の記者会見で報告するという。

2011年3月19日15時39分 読売新聞

16:42追記
政府発表は、
該当するほうれん草を、日本人の平均摂取量で
一年間摂取し続けた場合の被曝線量はCTスキャン1回の5分の1程度
というもので、「人体に健康被害が及ばない濃度」でした。

報道のみなさん、そして自分も含めた消費者の
落ち着いた対応が求められる事と思います。

18:38追記
厚生労働省に第一報の件は18時頃に電話確認を取りましたが、
内容は官房長官発表のものと変わらぬ内容でした。
農林水産省はお休みでしたのでメールにて質問を送ってあります。

また、明日(臨時営業)販売用として、本日入荷したほうれん草は
茨城産でしたので、一報を受け販売中止を検討しておりましたが、
下記一報が出ましたので、大事をとって販売中止を決定いたしました。
※本日販売したほうれん草は千葉県産。上記ほうれん草は販売数量0です。

他産地の出荷が無い場合、しばらくの間欠品になる可能性もございます。
お客様にはご不便をおかけしますが、ご了承くださいませ。

ホウレンソウ出荷自粛を要請、茨城県 
茨城県は県内のホウレンソウから暫定基準を超える放射線が検出されたため農家などに出荷自粛要請。 2011/03/19 18:31 【共同通信】

P.S.政府には、
風評被害が広がり、国の食を支える農家がダメージを受けないよう、
正確な情報開示と的確なご判断をお願いしたいと思います。

20:00追記
朝日新聞の続報が出ておりましたので貼らせていただきました。
追記は別記事に書きます。

なお、厚労省の飲食物摂取制限に関する指標は以下の通りです。

○飲食物摂取制限に関する指標

・核種
 原子力施設等の防災対策に係る指針における
 摂取制限に関する指標値(Bq/kg ベクレル・パー・キログラム)

・放射性ヨウ素
 飲料水・牛乳・乳製品   300Bq/kg
 根菜、芋類を除く野菜類 2000Bq/kg

・放射性セシウム
 飲料水・牛乳・乳製品    200Bq/kg
 野菜類・穀類・肉・卵・魚 他 500Bq/kg

農産品から暫定基準値超える放射能「健康に影響ない値」
 枝野幸男官房長官は19日の記者会見で、福島県内の牛乳と茨城県内のホウレンソウから、食品衛生法上の暫定規制値を超える放射性ヨウ素などが検出されたことを明らかにした。政府は、東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響と見て調査し、同原発から一定区域内の産品の摂取制限や出荷規制などの対応を検討する。

 枝野氏は、検出された放射性物質濃度の牛乳を1年間とり続けた場合、被曝(ひばく)量は胸部CTスキャン1回分程度、ホウレンソウは胸部CTスキャン1回分の5分の1程度、と説明。「ただちに健康に影響を及ぼす数値ではないということを十分ご理解いただき、冷静な対応をお願いしたい」と呼びかけた。

 厚生労働省によると、牛乳は、福島第一原発から30~40キロ離れた福島県川俣町の農場の原乳3検体から検出されたヨウ素131がいずれも基準を超えた。基準の3倍を超えたものもある。そのうち1検体からはセシウム137も検出されたが、規制値内だった。

 茨城県によると、18日に福島県境に近い高萩市で採取したホウレンソウから、国が示した規制値の約7.5倍のヨウ素131を検出。日立市や常陸太田市、東海村やひたちなか市、大子町の5地点のホウレンソウからも、3~7倍程度のヨウ素が検出された。第一原発から各自治体の中心地は84~122キロ離れているという。高萩市のホウレンソウからは規制値を超す放射性セシウムも検出された。同県の橋本昌知事は19日、ハウス栽培も含め県内全域で取れるホウレンソウすべてについて、JAなどを通じて出荷自粛を要請したことを明らかにした。県は「毎日15グラムを1年間食べ続けても健康に影響を及ぼすレベルではない」としている。

 厚労省は19日、福島県と茨城県に対し、該当する牛乳とホウレンソウの入手先や流通先を調べたうえで、その結果に基づき販売の禁止など必要な措置をとるよう要請した。政府は、厚労省に文部科学省や農林水産省、関係自治体などのデータを集約させ、原子力災害対策本部が調査結果を踏まえて対応を指示する。

 暫定規制値は、福島原発の事故を踏まえて政府が食品衛生法に基づき設けた、放射性物質で汚染された食品の出荷や販売を規制する基準。枝野長官は「通常から確定的な基準として数値を設定しておくべきだったと思っているが、そのことによって国民の健康被害を防ぐことについての影響はない」と述べた。
2011年3月19日18時35分 アサヒコム

被曝線量と体への影響
記事「農産品から暫定基準値超える放射能「健康に影響ない値」」より
http://www.asahi.com/national/gallery_e/view_photo.html?national-pg/0319/TKY201103190343.jpg


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