近年まれに見る不作で今年は梅不足 – 南高梅生育状況

先日の満開レターからずいぶん時間が経ちましたが、
今年は受粉不十分で結実率が極端に低いとのことで、
森山さん・・・落ち込んでいます。

和歌山ではニュースにもなっておりましたが、
4/27の段階で平年の50〜70%という予想。
無事に収穫できても平年の半分程度・・・少ないですね。

今年は予告無くご予約受付を閉め切るかもしれませんのでご了承ください。
また、5/8現在ご予約頂いているお客様につきましては、
何とかご用意できるよう頑張ります。
※詳細がわかり次第、お知らせ申し上げます。

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南高梅の着果数、平年の5割 日高果樹技術者協

 和歌山県のJAや日高振興局などでつくる「日高果樹技術者協議会」(佐原重広会長)は27日、みなべ町や印南町などで24、25の両日に行った2012 年産南高梅の着果状況調査の結果を公表した。主産地である両町の平均着果数(実のつく節100カ所当たり)は4・7個で、平年比は5段階評価で最も低い「少」(80%以下)だった。同協議会は詳しい比率は公表していないが、過去10年の平均(8・8個)の5割ほど。現在の調査方法になった2001年度以降、最も少ないという。

 着果状況調査は今季初めてで、みなべ町130園、印南町20園、御坊市7園、日高川町19園の計176園で行った。各園で平均的な木を1本選んで直径2センチの側枝2本にラベルを取り付け、その枝先の実の数を調べた。

 実のつく節100カ所当たりに換算した着果数は、平年(過去10年)と比べ、120%以上を「多」、110〜119%を「やや多」、91〜109%を「並」、81〜90%を「やや少」、80%以下を「少」としており、今回の調査では、いずれの地域も「少」との結果が出た。

 過去10年の平均と比較して各地域の着果状況を見ると、岩代・南部4・8個(過去10年平均7・4個)▽上南部4・6個(同8・2個)▽高城4・2個(同9・4個)▽清川6・0個(同13・3個)▽印南町4・1個(同9・4個)で、主産地であるみなべと印南両町の平均は4・7個(同8・8個)。御坊市・日高川町の平均は5・9個(同11・4個)だった。

 果実の肥大については、開花の遅れや低気温が影響し、1週間程度の遅れで、高城・清川地域ではさらに遅れている状況。種子ができ始める硬核期を迎えておらず、例年なら始まっているはずの第2次生理落果も始まっていない。また、一部の園地では、かいよう病やうどんこ病の発生も見られたという。

 今季の作柄について、協議会の担当者は「今後の気象条件や病害虫の発生、生理落果の程度、果実肥大状況などによって変動するが少ない見込み」としている。協議会は5月23、24日に最終の調査を予定している。(紀伊民報 4月27日 17時0分配信)

南高梅の生産予想量、平年の7割 JA紀南が青梅販売対策会議

 青梅の販売シーズンを前に、和歌山県のJA紀南は26日、田辺市内で全国の市場関係者を招いた青梅販売対策会議を開いた。本年産は開花期間の天候不順などから、各品種とも着果数は非常に少なく、主力の南高は平年比50%で、生産予想量も平年比68%の1万5300トンと厳しい見通しが示された。

 JA紀南指導部の報告によると、すべての品種で結実率が低く、24日の定点調査の着果数は平年と比べて小梅で73%(前年比59%)、古城で52%(同 62%)、南高は前年比49%だった。生産予想量は、小梅873トン(前年比83%、平年比87%)、古城532トン(前年比68%、平年比50%)、南高は前年比62%を見込んでいる。

 同部によると、本年産の南高の着果数は、近年では低温被害が大きかった2010年産に次いで少なく、低地の開花期には暖かい日があったが雨が続いたことや、山間部では低温の中で開花期を迎えたため、ミツバチの活動状態が悪かったのが、着果数の少なさにつながっているのではないかとみている。

 着果数が少ないことや、気温が上がってきたことから、果実の生育は回復しており、出荷販売時期は、前年に比べて2日、平年に比べて7日程度の遅れで、今のところ小梅、古城は昨年並みの5月20日ごろから、南高は6月初旬からを予定している。南高については、5月末にも着果調査をする。

 販売計画数量は、南高が3千トン(前年産実績3328トン)、小梅が307トン(同334トン)、古城が300トン(同422トン)としている。(紀伊民報 4月27日 17時1分配信)


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