紫外線についてのメモ

太陽から送られてくる電磁波(太陽光線)の中で、人間の目で見えるのは可視光線だけですが、他にもおなじみの赤外線や紫外線、X線、ガンマ線、電波(マイクロ波)などなどがあります。この電磁波を波長別に並べてみると、ガンマー線-X線-紫外線-可視光線-赤外線-(マイクロ波)-電波の順になります。

可視光線は普通に見ている(見えている)色。雨上がりの空に現れる虹や、プリズムを使った理科の実験で太陽の光を分解した時に出てくるあの七色。正確には中間色もあるので七色だけで片付けられないけど、わかりやすくする為に省略(^-^;)

虹の七色は、紫-青-緑-黄-橙-赤(Violet-Blue-Green-Yellow-Orange-Red)。波長別に並べた可視光線の左右。左は「紫の外」だから紫外線。右は「赤の外」だから赤外線。結構アバウトなものなんですよね(^-^;)

紫外線を英語にすると「UltraViolet-超紫(すっげー紫)」。この線は可視光線の紫よりも波長が短いパワフルな線で、文字通りUltraって感じる線。UVケアのUVはこのUltraVioletの頭文字を取ったもの。

赤外線は可視光線の赤よりも波長が長いのんびり線。英語にするとInfrared(赤に続く) とかInfrared Rays(赤の外の光線)とか。
ìnfra(~に続く)+red(赤)って言葉からも、なんかのんびりとした波長を想像出来ます(^-^;) そしてこれがまた、料理などで利用されている遠赤外線(熱線)、測定器に使われている中赤外線、通信などに使われている近赤外線に分かれて行きます・・・キリが無い(^-^;)

携帯電話の赤外線通信をしていると出てくる「IrDA(InfraRed Data Association)」というのも近赤外線由来の名前(赤外線LEDを使っている)だったりするので、結構身近な光線。デジカメでテレビのリモコンを見たとき、肉眼では見えないのに何が光ってるんだ!?カメラ故障した!?とびっくりした事ありますよね?私だけではないはず(^-^;)

発見のされ方も、とてものんびりした感じ?で、太陽の光をプリズムで分解していたイギリスの天文学者さんが、「あんれま、透明に見える部分の方が温度が高いや~こらぁ驚いた」って感じ(想像を多分に含む)で、発見当時はCalorific Rays(熱線)と名付けられました。

そしてこの発見に触発された学者は考えました。そう。「右にあるなら左にもあるはず」と、で、ドイツの物理学者が躍起になって見つけたのが「化学線(Chemical Light・現在の紫外線)」。破壊力抜群のこの紫外線は、いろいろなものを破壊します。この破壊力を利用するのが太陽光を使った殺菌。

そんでもって、紫外線はUV-AとかUV-B、UV-Cと三つに分かれたり、人間には見えないんだけど昆虫には見えたり・・・と。掘り下げるとキリが無いので、とりあえず脱線パラダイスはこのへんでやめときます(^-^;)


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