Family Treeの海水浴-ちびっことの夏休みファイナル

記事を書いた後、何かと忙しくてアップ出来ずに一週間(^-^;)
一週間ディレイでお送りします・・・。

2011の夏休みもファイナルウィーク。

向かうは海っ!

朝目覚めると、目の前に広がるのは海
というシチュエーションにこだわり、夜出発。

ということで、火曜日の晩から木曜日まで行方不明(?)してました(笑)

さんざんワクワクしていた兄ちゃんも、
「寝不足だと海で泳げないよ」という一言が効いたのか
素直にぐーすかぴー。

そして新しい朝を迎え、

兄「うわぁー海だぁー!」 弟「(鼻歌まじりで)フンフフンフフン♪」
という期待通りの反応で、徹夜運転手は十分満足(笑)

早く出れば早く着く。
当然、早朝は海の水も冷たくて泳げません。

眼下に広がる海で、早朝から働く海の男たちを眺めながら感謝と敬意を表しつつ、がっかりモードと「まだですかー!」のリクエストをするりとかわすべく、ちびっ子たちには「海に入る前の準備体操」と称して、磯の散策で汗をかかせる事に成功。

人がほとんど入らない磯は、自然観察にうってつけ。

「あっ!カニだ!」「あ!ここにもいるよ!」 

カニさん大活躍(笑)

海の楽しさ・怖さを教えつつ、生き物の命の尊さを教えつつ、一時間以上かけて、散策。やっと日が射して来た事を確認・・・でもまだ水は(当たり前のように)冷たい。

さてどうするか?
一休さん世代としては、とんち脳をフル稼働させたいところ。

ひらめいた♪
・・・微妙にあばれはっちゃくテイスト(笑)

だ~れもいない海♪
砂浜の無事を確かめたくて~♪(ちょい字余り)

ということで、一足お先に海の掃除と、
これから海遊びに来るであろう、ちびっ子たちへの架け橋作りを開始。

角が取れているようでも、ふやけた足でこんなの踏むと、ちょい切ないので、
目的を説明し、準備体操のつづきとして作業開始。

戦国武将よろしく、仕事の効率を上げるのに必要なのは競争。

これがまた大成功♡ 海岸清掃に励む励む(笑)

この間に水温も順調に上がり、
「もういいですかー!」という声を背中に受けながら
一足お先に「水温調査」名目で一泳ぎ・・・まだ少し冷たい感じ。

水の冷たさに慣れるようにと、膝までOKとして、水鉄砲で準備運動

ほっとけば飽きるまで遊ぶ野生児・・・なんだかんだで三時間経過(笑)

朝ご飯を食べて、いよいよ海へ♡
人がほとんどいないから、かなりの透明度。
(水中カメラは持っていないので、ここから先は想像でお楽しみください)

ワカメがゆらゆらする海底を眺めていると、
黄色、青、白と黒のしましま。ニモのような子や、やけになつっこい子。
ふぐやイサキ、ハタ、カワハギなどなど、
おいしそうな色とりどりの魚と一緒に泳ぎ、小島にこしかけて一休み。

この繰り返しで6時間。しかも、快晴の日射しを忘れる集中力。
ラッシュガードを着ていたものの、半袖だったので未だヒリヒリ&ピリピリ(涙)
ちびっ子たちは風呂に入るのにも悲鳴状態。良い想い出になりました(笑)

まだ泳いでいたいけど、
昼ご飯&街の散策をしたいのでこれにて海水浴は終了。

結構なブーイングでしたが、「おいしい魚を食べよう」という一言に反応。
ブーイングもピタリとストップ(笑)

帰り際、毎年お世話になるおばちゃんに挨拶。
なんかホッとして後ろ髪を引かれつつ、海岸を後に。

街に出て食事・・・残念ながら準備中が多く、
お目当ての魚にありつけずでしたが、空腹に勝る調味料は無し(笑)

遅い昼ご飯の後、山を見るとガスって来たので、
せっかくだから(?)霧の山道を見せようと思い、
雨雲を承知で、一路・・・山へ。
アドベンチャーという名のやぶ蛇

上りの坂道にも関わらず道路が冠水するようなゲリラ豪雨で視界数メートル。
その真っただ中を、センターラインを頼りにひたすら北上。

風向きと地形がハーモニーを奏でたせいか、行けども行けども
ゲリラ豪雨(苦笑) 水しぶきとともに、やっとこ山越え3時間。

久々に手に汗握る運転でした(笑)

街に着いて、「すごい雨だったね」という問いかけに
答える者はおらず・・・あの雨音で眠れるってすごい(笑)

その後、宿を確保し、リラックスのために梅酒を数杯。

雲行きからすると、海は諦めて観光にシフトした方が良さそうだなぁ・・・
なんて考えながら熟睡。

【そして翌日】

朝起きると、微妙なお天気。

雨は降らないものの、山はあいかわらガスっていて、
場所によっては降る感じかなぁ・・・といったお天気。

海に入りたいけれど、ちょっと波が高めで白波テイスト。

海水浴はパスした方が良さそうだ・・・けど・・・。
「夏+海=楽しい」という単純な方程式を覚えてしまったちびっ子を
「どうやって納得させるか」が朝の焦点(笑)

1分程の話し合いの後、
ドライブ+兄の希望「温泉」+弟の希望「魚を食べる」
     = 楽しそうじゃん

という新方程式完成(笑)

気の向くままにお散歩しながら、呼ばれた方角に進むドライブで、
ごはんに魚を食べ、温泉を見つけたら入るというストーリーで決着。

ということで、気の向くままのお散歩開始。

ゴボゴボサウナ状態の「走り湯」の洞窟。

そして走り湯から伊豆山神社へ。

関八州鎮護の「伊豆山神社」は、
新しい時代(武家政権)の誕生に深く関わっていて、
源頼朝や北条政子に関する逸話がいろいろと残っている神社。

神社からの景色。

二人はどんな事を考えながらこの景色を見ていたんだろ。

途中の見晴し台から見えるのは青空

でも、大観山に着くと、ガスっていて寒い寒い。

ここまで来たら、大湧谷へ。

こちらは名物”黄身までしっとり温泉たまご”

湯河原方面に向かう椿ラインから、ちょっと寄り道。

かなり急な坂道を下り、ひたすら下り、

やっと着いたのがここ。

しとどの窟。

帰り道はとんでもなく急な坂で、気分は登山。
(足腰に自信の無い方にはお勧め出来ないこのコース・・・)

温泉を目指して山を下ると、どんより雲。

外せないのは湯河原の大西さん

一年に一回は必ず食べるラーメン。

そして毎年お世話になっている干物屋さんで
父と親戚にリクエストされていたおいしい干物をゲット。

最後に温泉へ行って終了。

いろいろな事があった年だからこそ、
折り返し地点の夏休みぐらいは充実させねばと、
・・・結果はいつもの強行軍(笑)

立ち止まり、振り返り、そして前進。
子どもたちは楽しい未来に向かって
力いっぱい羽ばたいてもらいたいと願いを込めた小旅行。

終わってみると、人一倍海が恋しくなっているのは
自分だってことに気がついたり・・・(笑)

【追記】
・・・記事を書きながら余韻に浸っていたら、リップカレント(離岸流)の痛ましいニュース。報道などでも警鐘を鳴らしていますが、リップカレントにのった(早い波に飲まれた)時の対処や、波・風の強弱、台風の動向、干満の時間などなど。海や山は安全確保された遊園地では無いので、自然相手の遊びを安全に楽しむには、人に迷惑をかけないという意味でも、ある程度の予備知識と経験が必要と思います。特に子どもを連れて海に行くなら、楽しいはずの夏休みが、悲しい想い出にならないよう、なおさら気をつけて欲しいと感じました。

伊豆山神社
「東夷」と言われた坂東の武士(農民)。搾取に苦しみ、働けども楽にならずで虐げられていたら、今で言う「政権交代」を唱えて一躍時の人となった平清盛。戦友なれど、どうも扱いが違った事にご立腹で、源義朝(頼朝の父)は平清盛と対立(平治の乱)。結果は歴史で習った通り。頼朝は伊豆に流刑の身となりました。この間に北条政子とお忍びデート(父の北条時政は平氏)していたのが、伊豆山神社。二人がこしかけたという石もあって、縁結びの神様としても知られています。

その後、平清盛は長い物には巻かれてしまい、あっちこっちで不満倍増、ムードは清盛をこらしめろー!で、頼朝はこの神社に源氏再興を祈願し挙兵。韮山(伊豆の国)を落とし北上(箱根ターンパイクコース)するも石橋山で敗れ、敗走。

しとどの窟
石橋山の合戦で敗れた源頼朝が、追っ手から逃れるために隠れた場所が「しとどの窟」。梶原景時と運命の出会いをした場所でもあります。景時のおかげで難を逃れ、真鶴から安房(今の千葉県)に渡り、体制を立て直して鎌倉へと進み、富士川の戦いで関東地方をゲット・・・おなじみの鎌倉幕府のお話につづく。

関八州
・武蔵国(東京都・埼玉県・神奈川県北東部)
・相模国(神奈川県のほぼ全域)
・安房国(千葉県南部)
・上総国(千葉県中央部)
・下総国(千葉県北部・茨城県南西部)
・上野国(群馬県)
・下野国(栃木県)
・常陸国(茨城県北東部)


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