クロスジギンヤンマかな?-ヤゴ救出大作戦のシーズンですね

先日、学校の歓送迎会に出席し、
その帰りがけに運良く発見。

クロスジギンヤンマでしょうか。

こちら側には確か池が無かったはずですが、
写真を撮ったフェンスの下には下水道の排水溝。

下水道でたくましく生きてきて、
この時期を待っていたのでしょうか。

今年は来週でしたか、
桃二小のヤゴ救出大作戦が始まりますね。

都心部には自然が少ないので、
トンボたちにとって、プールは大きな池。
水の中では、ヤゴなどの水棲生物が
たくさん生活しています。

でも、プール開きまでに掃除をして、
水を流してしまうと、これら生物の命を
奪ってしまう事になるので、プール開きの前に、
命を救おうという試みが、ヤゴ救出大作戦なのです。

毎年、プールシーズンが終わると、
四年生はヤンマが卵を産み易い様に、
草とペットボトルでイカダを作ります。
ヤンマ系は、赤とんぼなどのアカネ系と違い、
草の茎などに産卵する習性があるためです。

そして翌年、プール開きの前。
膝丈ぐらいまで水を抜いたプールに、
三年生が網をもって入り、ヤゴたちを救出します。

救出したヤゴたちは、校庭のビオトープで育てたり、
羽化まで育てるお子さんは、ヤゴたちを持ち帰り、
アカムシなどの餌をあげて、見守ります。

救出の方法や育て方は、日本のファーブルと呼ばれている、
昆虫博士の須田先生が直々に伝授してくださいます。
先日、先生の自宅のお庭で杉並メダカが発見された時、
新聞に出ていらっしゃった方です。

須田先生はとても素晴らしい方で、
私もいろいろとお話をお伺いしたのですが、
とにかくお詳しい。そして熱心。

子どもたちはほんとうに恵まれた環境で、
様々な勉強をしているんだなぁと、
昨年ヤゴ救出のお手伝いに行った時に感じました。

須田先生によると、
桃二小は日本のビオトープ発祥の地だそうです。
都心部の学校ではありますが、こうして子どもたちが
自然と触れ合い学ぶ環境って大切だと思います。


クロスジギンヤンマかな?-ヤゴ救出大作戦のシーズンですね” への2件のコメント

  1. 素晴らしいですね
    鈴木さん こんにちは(^-^)/

    ヤゴ救出大作戦、感動です。

    小さいうちから生命の大切さを学べて
    お子さまたちは幸せですね。

    日記を読ませていただいて
    私もとても勉強になりました。

    知識豊富な鈴木さんも素晴らしいですv(^-^)v

  2. ミニーさんこんにちは(^-^)/

    今の子どもたちは
    ほんとに恵まれてると思います(^-^)

    漢字で書くと「命」って一文字ですが
    一文字だからこそ重い言葉ってたくさんありますよね。

    机の上での勉強も大切ですが、
    自然の中からもいろいろな事を学んで欲しいなぁと
    いつも思っています(^-^)

    私はまだまだです(^-^;)
    うちのちびや学校の子どもたちから学ぶ事が
    まだまだたくさんですよ。

    そうそう、面白い写真が撮れたので、
    後ほど記事にしますね。