「子供」それとも「子ども」-PTA活動でちょっと役に立つ(?)豆知識

現在、子どもたち関係のお仕事を受けておりまして、缶詰状態(^-^;)でコツコツと作業をしているのですが、原稿の編集作業をしていて、ふと思い出したので記事にしてみようかと。

学校や教育関係で一般的に使われている「子ども」という表記。

最初は、学校のお便りなどでこの使い方に触れ、「漢字変換し忘れたのかな?」と思ってしまう言い回しですが、そもそも「供」の意味は、神仏に「供える」お供え物とか、差し出して役立てる「提供」や「供給」という意味で使われる言葉なので、あまりよろしくないという事で使われていないようです。

なので、4月からPTA活動を始める方で、印刷物などの担当を受けた方は、ご自分のパソコンで「こども」と入力して、漢字変換をチェックしてみてください。何回か変換して「子ども」で確定していると、機械が勝手に覚えてくれると思います。

私も、今から4年前にPTA広報誌の仕事を受けたとき、当時の副校長先生に教えていただいたのがきっかけで、その後いろいろ調べたり聞いたりして学びました。

学校の広報誌を作ったり、学校・教育関連のお仕事をしていて慣れてしまうと、「こども」と入力したら「子ども」と変換されるので、特に気にならなくなりました(^-^;)

でも、慣れてくるともっと不思議な事に気がつくんですよ(@_@)

子どもの「ども」って?と。

自分を下にして「手前ども」と謙遜する使い方があるし、見下して使う「○○ども」という言葉もあるし。

目上の方とお話する時は「お子さんたちはお元気ですか?」と使いますよね。ちょっとフランクな「お子たちは元気?」という言い回しも時々聞きますが、音の響きがとても上品な感じ。

でも、友だちの子どもとか、親しい人に聞く時などに使う「子どもは元気にしてる?」なんて響きだと、確かに目上の方には使えないですよね。

日本語っていうのは本当に難しい。

以前どこかで聞いた世間話なので定かではありませんが、「子供」が「子ども」になったのは、いわゆる「モンスターペアレント」と称される方が、子供の「供」はお供するという意味の「供」だから、自分の子どもを見下した言い方はけしからん!と騒いだからとかなんとか。

謂れはともかく、「ローマに行ったらローマ人になろう」ということで、「子ども」という表記を使った方が、校正段階で直す手間が省けていいと思います(^-^;)

学校で自分の子どもたちに勉強を教えてくれる先生よりも、偉くなってしまう保護者っていったい何なのかという時代なのでございますが、一方、その先生の一部にも問題がある時代だったりするので、物事はとても複雑(^-^;)

不思議な事は年々増えていますが、子は親を見て育つわけで。自分の子どもたちが大人になって、世の中に出て恥ずかしい思いをしないように。親の責任は重いなぁと感じる日々でございます(^-^;)

と、長くなりましたが、この文章の中で「達」を「たち」として使っている事にお気づきでしょうか?

これにも意味があったり無かったり。次回記事にしようかと思います(^ー^)


「子供」それとも「子ども」-PTA活動でちょっと役に立つ(?)豆知識” への2件のコメント

  1. 鈴木さん こんにちは(^-^)

    とっても勉強になる知識を
    ありがとうございました。

    私も『こども』を使うときには
    『子ども』ですね・・・。

    色々と意味があるんですね^^

    言葉って難しいですね。
    使い方によっては
    人を楽しませたり 悲しくさせたり。

    『達』の豆知識も
    楽しみにしています(^-^)

  2. ミニーちゃんこんにちは(^-^)/
    学校が始まると、いろいろな発見があると思いますよ(^-^)

    上のちびが一年生の時に広報委員を引き受けてPTAデビューしたのですが。気がついたら委員長になってしまって、その後は顔も売れてしまい・・・役員までエスカレーター式(^-^;)

    世間で「貧乏くじ」と言われるPTA関連のお仕事ですが、実際にやってみると、子どもと一緒に学校の事をいろいろ発見できたり、へぇ~と思う事もいっぱいで、楽しめました。(特に広報委員は運動会でベストショットを狙える位置で撮影出来たりしますし^_^)

    言葉は本当に難しいですよね。子どもたちはテレビの影響を受け易いし、特にネットを使った「文字のみ」のコミュニケーションで相手の気持ちまで読み取る事は難しいし。本当はアナログな私(^_^;)