梅より先に赤しそは? x – 赤紫蘇の購入時期

教えてください

昨年、このページを見て梅干しをつくったところ、家族に好評でした。ありがとうございました。ただ、赤シソは出来上がったものをつかったので、今年は生のシソで挑戦してみようと思います。今日、生の赤シソとまだ青い梅を一緒に買ってきてしまいました。赤シソは新鮮なほどいいとありましたが、梅が黄色くなるまでもちますか。良い方法は、ありますか?

E=さん 2009-06-12 19:24:56

スーパーなどでは、この時期になると、
青梅と赤紫蘇を一緒に並べて販売しているケースが多いです。

ところが、そうしたことから、
梅と紫蘇を一緒に買ってしまうというお客様が増えています。

質問コメント欄にも頂いておりますが、先日もお電話で二件、
ご来店のお客様で1件。同じ質問がありました。

梅と一緒に買ってしまったお客様、
紫蘇だけ先に買ってしまったお客様。

いずれも X です(T_T)

一日二日であれば、冷蔵庫で保存もできますが、
これは「新鮮なものに限り」という注釈が付きます。

「産地から出荷、市場からお店へ」という状態で購入したものであれば、
(本当は新鮮なうちにご使用頂きたいけど)、一日二日は問題ありません。

でも、それ以上日数が経ったものならば、ほうれん草などと一緒の
「葉もの」なので、当然、色や香りに差が出てきます。

赤紫蘇の購入は、
・黄色い梅と共に、梅干しを漬ける時
・下漬けで梅酢が上がっているとき
に、ご購入頂けたらと思います。

本来はお店の方が口頭で伝えるべきなのですが、
最近はスーパーのように対面販売ではないお店が
主流なので、なんともかんともなわけです。

間違えて買ってしまった場合
先日のお客様も、赤紫蘇が出回っているから先に買ったけど、
どうやって保存したらいいの?塩もみして冷蔵庫?と。

ちなみに、まだうちのお店では売っていません。
というか、買ったお店で聞いてみませんか~(T_T)?

な~んて冷たい事は言いませんでしたが(^_^;)

梅はどんな状態ですか?昨年の梅酢はありますか?
と、お伺いすると、梅はこれからお宅で予約して買うのよ。
(あ、ありがとうございます ^_^;)

そして、昨年の梅酢は残っていないとのこと。

判定は X (T_T)

それでは保存は出来ませんとお伝えしたら、
わかったわ!返品してくるわ!と。
元気に駅の方角に戻って行かれました(^-^;)

さてさて、保存は出来ませんとお伝えする前に、
お伺いしたところが重要でして、

赤紫蘇は、生葉のまま長期保存はできません
→先ほど書いた通りで、葉ものなので当然風味が落ちます。

例えばほうれん草。
買ってきた日に食べるのと、冷蔵庫に数日入れておいたものを
食べるのと、どちらが美味しいでしょうか?という質問の答えと
一緒です。新鮮な方が、味も香りも良い事に違いありません。

塩揉みしても保存出来ません
→塩で揉めば大丈夫な感じがするかもしれませんが、
塩揉みしたままにしておくと、茶色くなります。
たとえ冷蔵庫で保存したとしても、風味が落ちるなど
という事は通り越した状態になっちゃいます。

これは、赤紫蘇が梅酢と合わさる事で、長期保存に
耐えられるように変身するからです。
そんな事もあって、昨年の梅酢はありますか?と
お伺いしたわけです。

保存状態にもよりますが、梅酢の風味も落ちていますので、
新漬けに入れたものと比べた場合は、やはり風味は落ちますが、
先に買ってしまって困った場合の対処は、この方法ぐらいかと思います。

ちなみに、市販の塩揉みされた赤紫蘇は、この方法(梅酢に浸す)で
保存されているので、生葉に比べて色の出は落ちますが、
通年使えるようになっているわけです。

せっかく買ってしまった赤紫蘇。

しかし、梅酢が無い状態。

そんな時、無駄にするのもかわいそうなので、梅レシピにある、
赤紫蘇ジュースなどにチャレンジしても良いかもです。
スッキリ爽やかで美味しい赤紫蘇ジュースが出来ますよ♪(^-^)


梅より先に赤しそは? x – 赤紫蘇の購入時期” への6件のコメント

  1. くわしいご回答ありがとうございます。よーくわかりました。

    そうなんですよ。実は、私も生の赤シソで梅づけするのは、ほんと自信がなく、子供の頃、母が、梅をかびさせてしまった時に、親戚に不幸があるかもと心配していて、実際誰かが亡くなったいう事も裏覚えにあるので(迷信?)昨日、某農産物直売所で、青い梅と、ビニールに入っている、すでにできあがっているもみしそを持って。会計しようと、レジに並んだのです。レジの方が、これでやるより、安価でもっとおいしくできるからと、生の赤シソをと勧められて、しかも待っててあげるから、持っておいでと・・。

    最近うっかり抜けてしまうことがあり、失敗したくないと、車のなかで、わざわざページを印刷したものを読んで復習しながら、買い物に行ったのです。新鮮な赤シソがいいと、それも頭にあったはず。出来合いのもみシソだから、今買ってもと、持っていたはずなのですが、上手くできるからと、何だかできる気がわいてきちゃって、今購入する段階かどうかなんて、ふっとんでしまったようです。トホホ。

    でもこれも、赤シソジュースを作ってみるいいチャンスと考えて、作ってみます。46歳の私、いい勉強ですよね。

  2. 「梅がカビると・・・」は、いろいろな説があるのですが、長くなりそうなので後述にします~

    お店の方は、青梅+赤しその梅干し作りと思ったのでしょうかね。親切心だと思うけど、「どんな梅干し」を作るのか、確認してくれたらなおよかったかも(^-^;)

    失敗をチャンスに♪日々是勉強です~♪
    結果良ければすべてOK♪
    おいしい梅ジュースをお楽しみくださいませ(^-^)/

  3. まさにその通りに・・・

    はじめまして~
    すごく参考になるブログ、もっと早く出会いたかったです。

    記事の内容と全く同じことをしてしまいました。
    梅と赤紫蘇を一緒に買ってしまったのです・・・

    去年の赤梅酢が残ってるのですが
    方法としては塩もみしたあとこの赤梅酢につけておいたらいいのでしょうか?
    そのときの赤梅酢の量はどれぐらい必要になりますか?

    一応買いなおしも考えてるのですが
    赤紫蘇っていつ頃まででまわるのでしょうか?

  4. あっぱ蓮さんはじめまして(^-^)

    うーん、買ってしまいましたか。

    梅がすぐに漬けられる状態であれば,一緒に漬け込んでしまえば良いのですが,そうも行かない場合は,塩揉みして梅酢に浸からせるしかないかな。

    塩揉みして、ジップロック等の保存容器に入れ,梅酢を入れてあげて下さい。梅酢の量は,紫蘇が浸る程度で大丈夫です。

    あ,空気は抜いて下さい。

    赤紫蘇は,その年その年でまちまちですが、この時期は梅干しも終わりに近づいてますし,出荷もいきなり無くなってしまうものなので,終わりの時期って正直難しいです<毎年。

  5. ありがとうございました

    昨日無事に塩もみ&梅酢に漬けることができました。
    成功することを祈るばかりです・・・
    ご返答ありがとうございました。

  6. 良かったです(^-^)
    重しを加減しながら,土用干しまで梅酢の撹拌を忘れずに~♪
    頑張って下さい♪(^o^)/